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若手の将棋は勉強になります

更新をサボってましたm(__)m

 

森内九段vs藤井四段のNHK杯戦は、異例の2時間生放送、しかも解説が佐藤会長&中村太地さん2人というVIP待遇。

久しぶりにNHK杯を見てしまいました。

 

森内矢倉&藤井急戦、という、期待を裏切らない戦型。

何でも、増田先生(新人王)が、「矢倉は終わった」という発言をしたということですが、矢倉全盛を生きた森内・佐藤康世代としては、意地でもそれを認めたくない、という感じに見えました。

 

この局面で、森内先生の次の一手は?

 

 

 

 

・・・・3五歩!!

7九角と引く前に弾みをつけた一手でした。

 

・・・・が、逆用されて、やや悪くなってしまいました。

あとは推して知るべし。

 

私も、最近は矢倉の「7七銀」が重いように感じるようになりました。

素人将棋でも、矢倉に対する急戦は勝ちやすいように感じるし、7七銀・6六歩で二重に角筋を止めているのが、最近は悪形にも見えます。もちろん、そんな簡単な話ではないですが。

 

先日の羽生vs菅井の王位戦シリーズでも、最近の若手の「新しい考え方」が如実に示されていて、とても面白かったです。

世代交代の真っ最中という感じですが、勝ち負けよりも、将棋の考え方が新しくなっていくのを追うのが、最近は楽しいですね。

 

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竜王の藤井分析

「ニュースキャスター」という報道番組を見ていたら、藤井聡太四段の次戦の特集みたいなことをやっていました。

 

藤井さんのことだけで、かなり時間を取っていて(10分以上??)、詳しく解説していて、おおおーーー、という感じです。

マイナーでほとんど陽の光を浴びない世界に、こんなにスポットライトが当たるなんて。

 

番組中の渡辺竜王による藤井分析が面白かったです。さすがに、「秀才型の天才」というような、「?????????」の分析ではなくて、きちんとした分析でした。

 

竜王があげたのは、都成四段との一戦。

中飛車に対し、6三銀型と左美濃を組み合わせたのが、「斬新」。

 

 

竜王によれば、「この後手の形は「ダメ」と、僕らの世代は教わってきた」そうです。

その通りで、私も若い方相手に、6三銀型に組んだところがこっぴどくやられた経験があって、その時に、「この形はダメ」というようなことを言われたので、体験的によく覚えているのですね。

 

ところが、竜王が改めて考えてみると、「難しい」。左美濃との組み合わせのせいかもしれないですが、案外行けるかも、という感じなのだといいます。

 

「藤井四段の序盤感覚の良さ」の例証として語られていたのですが、なるほどなあ、と思いました。

 

 

藤井四段がスポットライトを浴びるのと付随して、他の棋士にも注目がいって、なかなか棋界としては良いことだと思います。

中でも、次戦の相手の佐々木勇気さんに対して、「イケメン!!」との絶賛の嵐???が来ていて、テレビなので、その話だけで引っ張っていました。これで佐々木さんもスターの仲間入り?

次戦は、伝家の宝刀、佐々木勇気流が出たら面白いなあ、と思います。

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プロレス的な棋士・謙譲の棋士

囲碁の最強棋士と言われる中国の柯潔九段が、例のアルファ碁と今度対戦するのだそうですが、彼がブログに書いた発言がスゴイ。

 

「アルファ犬でもアルファ猫でもいいから、かかって来い!

 私は何も恐れてはいない。猛烈な砂嵐よ、もっと来い!」

 

「セドルに勝っても私には到底勝てない」

※「セドル」は、アルファ碁に負けた韓国のイセドル九段

 

・・・・なんというか、プロレスとかボクシングの試合みたいです。

 

こうした言葉は、将棋の羽生三冠や藤井四段の口からは、絶対に出てこないです(汗汗)

AIの実力は、客観的にもうわかっているわけですから、どんなにいきがってもしょうがない気がしますが、そこは良い意味でも悪い意味でも、お国柄か。

 

でも、こうした「プロレス的」な発言の方が、一般には受けるのですよね。

「テレビ」的な話題になりやすい。

 

先日のネットTVで藤井四段が羽生三冠に勝った戦いが、終了時の同時視聴者数が50万台だったらしいですが、同時期に行われた亀田興毅の勝負は、数百万レベルらしいです。

世間的には、わかりやすいこうした戦いが、受けるのですよねえ。

 

こういう話をすると、「昔の棋士は良かった、人間のドラマがあった」というような昭和の将棋ファン(今でも根強い)がぼやきそうです。素人目には、あの時代の方がわかりやすかったのかもしれないですよね。

 

でも私は、勝っても負けても素っ気ない羽生世代の方が好きです。

「謙遜・謙遜の美徳」などを祭り上げる気はさらさらないのですが、羽生さんや藤井さんには、あのままでいてほしいですね。

 

ちなみに、柯潔九段は、もっと格好いいこともいっています。

 

「囲碁は人類の知の聖地だ。機械にこの場所を明け渡すわけにはいかない」

 

・・・・・羽生さんだったら、「あ、しょせん、ただのゲームですから」とでも言うのかな。

 

(それにしても、天彦さんが本日PONANZAに完敗連敗したのですが、ほとんど話題になっていないのは悲しい。。。。)

 

※柯潔九段の発言引用は、朝日新聞夕刊より

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将棋とは本来、ある程度負けるのが当然なのですが

あっちでもこっちでも、藤井聡太四段の話題で持ちきりです。

 

ところで、藤井四段は、新四段になって15連勝、非公式戦の「炎の七番勝負」でも、A級棋士などを相手に、6勝1敗の抜群の成績でした。

 

では彼は無敵なのか?

 

ちょっと待ってください、昨年の三段リーグ。彼が最年少四段昇段を決めたリーグ戦。

ここでの彼の成績は、13勝5敗。

トップの成績ではありますが、勝率7割2分2厘、普通に5敗しているのですね。

 

なぜか??

 

仮説 

藤井四段が、三段リーグ後に、飛躍的に強くなった。

 

仮説◆

三段リーグそのものが、A級並みに相当に高いレベルである。

 

仮説。

三段リーグがA級並みということはないが、みな人生を賭けて戦っているので、尋常でない異様な力が発揮されることがある。

 

どれも、ある程度当たっていかもしれません。

 

まず、,任垢、藤井四段は「終盤が驚異的に強い」ことがずっと共通認識でしたが、どうもここ最近序盤も完成されて、隙のない将棋に変貌したようなことを何人かの人が言っています。羽生三冠も、「完成されている」と言ってましたね。

 

△任垢、A級並みではなくても、三段リーグ自体がかなりレベルが高いことは、新四段が大活躍することが多いことからも、ある程度推測できます。

 

も、十分あり得る話だと思います。

 

でも、たぶん、,一番可能性高いのかな。なんといってもまだ14歳。今が飛躍的に力が伸びる時。「炎の七番勝負」などを戦う中で、図抜けた才能が、厳しい環境に置かれて、驚くような成長を遂げたのかも。

 

伸びしろがまだまだある、のだとしたら、本当に底抜けに強い棋士になってしまうのかもしれませんね。

 

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煩悶

羽生先生と藤井聡太四段の対局で、私にとって印象に残ったのは、むしろ羽生先生の方です。

 

正確に言うと、羽生先生の「表情」。

 

 

最終盤、藤井四段が、「一瞬頭が真っ白になった」という勝負手6九金を指す直前。

 

ちょっと見た感じでは、泣きそうように見えるような苦し気な表情。

 

こういうのを「煩悶する」と言うのでしょうか。

 

ちなみにこれが6九金。

 

結局、ダメでしたが、一瞬おや???と思わせました。

 

 

 

煩悶する羽生先生の姿を見て、一度だけ、羽生先生をかなり至近距離で見たことを思いました。

 

 

7・8年前くらいでしょうか、朝日オープンの公開対局で、私は羽生vs谷川戦の生対局を観戦するという幸運に恵まれました。

 

3mくらいのかなり近くで観戦することができたのですが、この時、印象的だったのが、羽生先生が、本当に苦しそうな表情をしていたことです。

それは、潜って潜って、世界の底まで達して考えていて、息が詰まってしまうような、苦しそうな表情でした。

 

谷川先生が一切表情を崩さず、クールだったので、対照的で忘れ難いです(勝負は羽生勝ち)。

 

 

人間が壊れてしまうのではないかな、と思うくらいだったですが、終わってインタビューで話し始めると、いつもの淡々とした羽生先生にあっという間に戻っていました。

 

 

 

 

 

 

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四肢をバタバタさせて泣いて泣いて

恐るべき子供たち」というのが最近はゴロゴロ(?)いるようですが、共通点を発見しました。

 

卓球の平野美宇ちゃんという17歳の子が相当強いというのは知っていて、昨年の全日本選手権であの石川佳純ちゃんを破って優勝してしまって、もう次の世代が来たのか、って驚いたのはついこないだのことでしたが、その彼女が、アジア選手権で、世界1位、2位、5位の中国選手を全部なぎ倒して、優勝してしまいました。

その中の倒した一人、世界1位の丁寧という選手は、オリンピックその他でもうお馴染みの選手で、もう無茶苦茶強いや、という印象しかなかったので、それを破ってしまったんだから、もう何だかもうマンガみたいな訳のわからない話です。

 

それで、今日のニュースで彼女の4歳の時の映像が流れていたのですが、打ち合っていてミスして相手のポイントになってしまった時に、「いまのみうのぽいんと、みうのぽいんと〜〜!!!!」って言いだして、寝っ転がってマンガみたいにジタバタして、ギャン泣き始めてしまっていたんです。「小さい頃から負けず嫌いで」というコメントが流れていたのですが、それにしたって、ものすごい悔しがりよう。もちろん、この年頃の子のダダのこね方は半端ないのですが、こんなジタバタは、見たことないです。

 

でも、見ていて瞬間、あれ??と思いました。どこかで見たような。

 

それで思い出したのが、将棋の14歳の天才、藤井聡太四段。昨日のネット対局の紹介で、彼が子供の頃通っていた愛知県瀬戸市の将棋教室の先生が、彼の子供時代について語っていました。その先生によれば、「(負けたときは)一番、泣きましたね。四肢をわーっとバタバタさせて、本当に泣いて泣いて・・・・」。師匠の杉本先生も、「負けると、将棋盤を抱えて泣いていましたね。」と話していて、平野美宇ちゃんと、全く同じ。

 

そういえば、谷川先生も、子供の頃、お兄さんとの将棋でエキサイトして、駒を噛んだり投げつけたりした、なんて逸話がありましたね。本当の天才とは、負けず嫌いの塊のような存在なのでしょうね。

 

(・・・・・でも、ふっと考え直すと、羽生さんには、あんまりそういう逸話がなかったような気が。違うタイプの天才もいるのかもしれません。)

 

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ボナンザ到来並みのショックでは?

Abema TVでやっている「藤井聡太の炎の七番勝負」。

六戦目は、ついに佐藤康光九段(現会長)との対戦です。

佐藤九段はつい先日も、NHK杯で優勝し、その健在ぶり見せつけたばかりですね。

 

将棋は、佐藤九段のダイレクト向い飛車。

対する先手藤井四段は、9五歩と端の位を取り、銀を端に繰り出し、さらに飛車を8筋に展開して、玉頭をいきなり攻める、という展開。

 

・・・・・だったのですが、一言で言って、完全に潰れてしまいました。。。。

まぎれもなく、藤井四段の完勝。。。。。

言葉もありません。

 

前回深浦戦と同様、感想戦でも、様々な変化手順を指摘しても、藤井四段は即座に寄せ手順を示し、それに対して「あの」佐藤九段が、「あー、なるほど。。。。」とつぶやく、という。。。ありえない光景です。

 

これで、あとは羽生三冠が残るだけ、ということになります。

繰り返しますが、まだ14歳の中学生です。。。。

 

今日発見したのは、Abema TVにはビデオというモードがあって、過去に放送された番組を検索すると、再度みられる!!ということ。ネットTVだからビデオ録画もできず、生で見るしかない、と思っていたら、見逃しても、ビデオ視聴で見ることもできる、という。。。。なんでこんな至れり尽くせり、なのでしょうか。

 

来週の羽生戦、さすがにここは、羽生先生に貫禄を見せてほしい、というのが、正直なところです。楽しみにしてましょう。

 

 

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本物の「神武以来の天才」では?

Abema TVというインターネットTVをご存じでしょうか。

 

無料で見られるインターネットTVです。なかなか充実しているのですが、ネットTVとしては、画質がとてもいいのがスゴイです。ニコニコなどと違って、ほとんど普通のTVと変わらないんじゃないか、というくらい綺麗です。

 

そして何より、将棋の放送局がある!というのがスゴイ。毎日プロの将棋が見られます。

 

そして、今この放送で注目されているのが、藤井聡太新四段の七番勝負

公式戦ではなくて、このTV用に組まれた特別対局のようですが、若手強豪中心相手に七番勝負が組まれていて、それをTV対局で見ることができて面白い。

藤井四段、先週までで、3勝1敗の好成績。

 

今日は、なんと深浦九段戦でした。

いきなり元タイトル保持者の超強豪相手

 

・・・・・しかし、なんとまあ、ねじ伏せてしまいました。。。

 

初めて藤井四段の対局を見たのですが、驚いたのは、やはり終盤。

 

際どい勝負から、例によって粘り強い深浦先生が複雑な局面に持って行くのですが、30秒将棋できっちり読み切って、最後もいともあっさり詰ましてしまいました。

 

一番驚いたのは感想戦。

 

深浦先生と解説の橋本八段が、終盤で色々な手順を提示するのですが、藤井四段、ほとんどノータイムでそれに反応して、どの手順も勝ちの局面に持って行ってしまう、という。。。

 

全て、終盤は読み切っているようなのですね。

 

深浦、橋本両先生とも、唖然、というか、真っ青、という感じでした。

 

この方、まだデビューしたばかり。

というより、まだ14歳の中学生なんですけれど。。。

それで、すでにトップ棋士が歯が立たないなんて。。。。

 

本当に、羽生・渡辺レベルであることは間違いなさそうです。

 

来週は、佐藤康光九段戦。

その次の週は、羽生三冠。

日曜日七時からが、しばらくは目が離せないですね。

 

 

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時の名人が負けたのですから

ここ2・3日は忙しくて、あまりテレビやネットを見ていないのですが、なんか、「例の事」がさほど大きく報道されていないような気がして、気になります。

 

「例の事」とは、電王戦。

まがりなりにも、「時の名人がコンピューターに負けた」という歴史的大事件ですよ???

 

もちろん、すでに人間側が相当に厳しくなっている、というのはわかります。

天彦先生をもってしても、あんなに圧倒的に、負けてしまうのですから。。。。

(しかも、初手3八金!3手目7八金!の出だしで!!)

 

2つのことが言えます。

 

一つは、「人間とコンピューターの勝負はすでに終わった」ことが、すでに万人に認知されていること。

これは、わざわざ言うまでもありません。

 

もう一つは、「名人というタイトルに、かつてのような圧倒的な権威はなくなった」ということ。

私が気になったのは、こちらでした。メディアか天彦先生自身が、「現役タイトル保持者がコンピューターに負けるのは初めて」という表現をしていたかと思います。つまり、「名人」は将棋界最高位ではなくて、いくつかあるタイトルのうちの一つ、というニュアンスですね。

 

三浦先生の例の事件や、森内先生がフリークラスに突然転出されたりと、将棋界は、かつて当然の前提としてあったシステムを、大きく転換せざるをえない時期に来ている感じです。こうした近年の変化にはいい面もあると思っているので、私自身は否定的ではありません。

 

ただ、一般の人に「名人が大した存在ではない」と思われるのは、長年のファンとしてはちょっと悔しい。2戦目では、天彦先生に、一矢報いてほしいなあ・・・・と願わずにはいられません。

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佐藤さんの話

最近は日曜日午前にのんびりテレビ見る、という余裕がなくて、昔はよく見ていたNHK杯将棋トーナメントを見ることが少なくなっています。

 

けれど、最近、YoutubeでTV放送の録画をそのままアップロードしてくれている人がいるおかげで、好きな時に、洗い物なんかしながら、ゆっくり見ることができるようになりました。NHKの公式サイトで棋譜は見られるのですが、解説者の解説を聞きながら、1時間半じっくりと観戦するのが、同じ空気を体験できて十二分に勝負を堪能できます。解説者はどの方もプロなので、「プロ目線」がよくわかって、何より勉強にもなるのです。

 

佐藤佐藤佐藤の3名が準決勝に進んだことをこの前書きましたが、一番注目しているのは、佐藤和俊六段。

将棋界に数多いる「佐藤」先生の中でも、正直、目立った活躍の無かった方なのですが、今期のNHK杯は、めざましい活躍で準決勝まで進みました。なんといっても、途中で羽生三冠を破る!!!という大快挙を成し遂げたのが印象が強いですが、全般的に将棋の内容も素晴らしいと思います。

 

問題の準決勝を今日、Youtubeで見ました。相手は強豪の橋本八段。当然格上で、優勝しても誰も驚かない強豪です。

 

この勝負がまた、本当にすごい終盤の戦いでした。

最後は鳥肌が立ちました。

もし見ていなければ、ぜひどうぞ。

決勝が楽しみですね。

https://www.youtube.com/watch?v=K0h-wDJ_X_c

(埋め込みコード不可ようなので、直接上記に飛んでください)

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